事業・ビジネス

2026.07.30

すべてのロボットが安心して活躍できる未来へ。現場の課題解決から生まれた「ROBONARA」これまでの歩み

インタビュー

飲食店で料理を運んだり、ホテルやオフィスを掃除したり——。サービスロボットが活躍する風景もすっかり当たり前になりました。でも実は、少し前までは「ロボットを導入した後の運用やサポート」という課題に、まだ十分な光が当たっていなかった側面をご存じでしょうか。

「故障したらどうする?」 「全国に店舗があるけれど、保守はどう体制を組む?」
「新しいロボットを導入したいけれど、運用ノウハウがない…」

ロボットが社会へ広がり始める一方で、導入後の“その先”を支える仕組みは、まだ発展途上の段階にあったとも言えます。 そんな市場に早くから向き合い、一台一台のロボットと対話しながら全国で導入・保守のノウハウを積み重ねてきたのがバディネットです。

導入・保守に関わる全工程を支援する新サービス『ROBONARA(ロボナラ)』を立ち上げ、2024年にはロボット保守分野で市場シェア第2位(※)を獲得するなど急成長を遂げる本事業。最前線で立ち上げを支えてきた現場エンジニアのYさんと、営業事務のLさんに話を聞きました。

※:富士経済「2025年版 ワールドワイドロボット関連市場の現状と将来展望 サービスロボット編」

※『ROBONARA(ロボナラ)』サービスサイトはこちら:https://www.buddynet.jp/service/robonara/

【プロジェクトを支えた2人のキーパーソン】

Yさん(写真左):フィールドエンジニアとして、ロボット導入・保守の最前線で活躍。数千台の現場経験を通じて、ROBONARAの土台づくりを支えてきた。
Lさん(写真右):営業企画として、営業支援・サービス企画を担当。お客様の声をもとに、ROBONARAのサービス設計にも携わる。

『ROBONARA(ロボナラ)』とは

ーー「サービスロボットのこと『なら』何でもお任せください!」という想いが込められた『ROBONARA』。最大の特徴はどこにあるのでしょうか?

Lさん:
『ROBONARA(ロボナラ)』というサービス名は、“サービスロボットのこと『なら』何でもお任せください!”という想いを込めて、直感的に覚えてもらいやすいように名付けました。 お客様によって、ロボットの導入環境や抱えているお悩みは本当にバラバラです。「導入前の設定だけ手伝ってほしい」「24時間のコールセンターをお願いしたい」「故障した時の全国への駆けつけ体制を作ってほしい」などですね。 だからROBONARAは、決まったパッケージを押し付けるのではなく、これらの一連のサポートをメニュー化し、お客様が必要なものだけを自由に組み合わせて選べる「オーダーメイド型」にしたのが最大の特徴なんです。

Yさん:
バディネットは通信インフラの構築で培ってきた、全国293拠点・1,040名のエンジニアネットワークを持っています。だからこそ、メーカーや機種を問わず、日本全国どこでも高品質なサポートを提供できる。これが私たちの圧倒的な強みですね。

バディネットのサービスロボット導入・保守事業について

ーーバディネットがロボット事業を始めたのは2022年。手探りの中で、どのように実績を積み上げてきたのでしょうか?

Yさん:
当時はまだサービスロボットが世の中に出始めたばかりで、まさにゼロからのスタートでした。扱うロボットはメーカーも用途も全然違うので、現場でマニュアル通りにいかない未知のトラブルに直面することも多かったです。 でも、数多くのロボットに触れていくうちに気づいたんです。自己位置を認識するセンサーや安全装置など、「根本的な構造や動作の仕組み」には共通点が多いことに。 そこからは、初めて触る機種でも「基本構造は同じだから、このエラーならあのセンサーが怪しいな」と応用がきくようになりました。この現場での経験の積み重ねが、今の現場力のベースになっています。

Lさん:
ただ、その貴重な知見をYさん個人の経験だけで終わらせてはいけません。私は営業事務として、現場の作業手順やトラブル対応のノウハウを写真や動画つきのマニュアルに整理し、全国の作業員へリアルタイムに共有する仕組みづくりに注力しました。 一人の経験が会社全体の力になり、全国どこでもブレない品質でサポートができる。この体制を作れたからこそ、累計数千台という実績と、お客様からの「バディネットなら安心して任せられる」という信頼に繋がったのだと思います。

ーー『ROBONARA』としてサービスを明確化したことで、何か変化はありましたか?

Lさん:
一番大きかったのは、問い合わせの数がグッと増えたことですね!サービスをアプリケーション化(必要なメニューを自由に選べる形)して見せたことで、お客様も「これならウチの悩みにピッタリ合う!」とイメージしやすくなったんだと思います。 お客様の抱える課題って、会社や現場によって本当にバラバラなんですよ。「全部セットだと予算オーバーだけど、保守の駆けつけだけお願いしたい」とか、「キッティングと現場への搬入だけ任せたい」とか。そうした固有のお悩みに柔軟に、しかもムダなく対応できるようになったので、お客様からも「かゆいところに手が届く!」と、めちゃくちゃ喜ばれています!

【サービスメニュー】

【対応機種】

Yさん:
現場レベルでも面白い変化がありましたよ。最近は配膳や清掃だけでなく、窓拭きロボットや芝刈りロボットなど、いろんな種類のロボットの相談が来ます。 特に増えているのが、ロボットが本格的に市場に出る前の「実証実験(PoC)」の段階からのご相談なんですが……これがもう、想定外の連続でホントに面白いんです(笑)

ーーへえ!実証実験ではどんなハプニングがあるんですか?

Yさん:
例えばある芝刈りロボットの実験では、いざ動かしてみたら想像以上の爆音だったり、刈った芝が強風に煽られて隣の家の敷地に全部飛んでいってしまって「ヤバいヤバい!」って大慌てしたり(笑)。 あとは、レモン畑で芝刈りロボットを走らせた時なんて、ロボットがレモンの木に向かって猛スピードで突進しちゃって!「ああっ、ぶつかる!!」って、みんなで間一髪のところで止めに入ったこともありましたね。

Lさん:
あれは本当にヒヤヒヤしましたよね(笑)。でも、そういう現場で実際に動かしてみないと分からないエラーやリスクを洗い出すのが実証実験の目的なんです。

Yさん:
そうそう。メーカーさんも研究所の中だけでは気づけないことが多いですからね。僕らみたいな現場のプロが一緒に立ち会って、「この環境だとこういう運用ルールが必要ですね」とか「センサーの調整をした方がいい」とフィードバックする。ただの保守業者じゃなくて、メーカー様と一緒に新しいロボットを世に送り出すパートナーになれている実感がすごくありますね。

求職者の皆さんへ

ーー最後に、お二人が描く『ROBONARA』の未来と、求職者へのメッセージをお願いします。

Yさん:
今はサービスロボットが中心ですが、これからは工場や倉庫の産業向けロボット、介護などで活躍するヒューマノイドなど、未知のロボットが次々と社会に出てきます。 以前、工場で搬送ロボットの設置に携わった際、厳しい安全基準の中で精密なルートを設計する難しさと同時に、大きなやりがいを感じました。どんな最先端のロボットでも安心して任せてもらえるよう、私自身も新しい分野へ挑戦し、その経験をチームに還元していきたいです。新しい技術にワクワクできる人には、たまらない環境だと思いますよ!

Lさん:
現在、日本国内で活躍するサービスロボットの多くは海外(中国など)メーカー製です。私は中国出身なので、日中双方の文化や考え方を理解しながら、両者の架け橋になれることに大きなやりがいを感じています。 国境を越えて、優れたロボットが日本の社会で安心して活躍できるインフラを創る。「ロボットのことならバディネットへ」と真っ先に思い出していただけるブランドへと、ROBONARAを育てていきたいです!

あとがき

YさんとLさんの言葉からは、現場で得た経験を確かな「技術」と「仕組み」に変え、最先端のテクノロジーを社会に定着させていくプロフェッショナルとしての誇りが感じられました。

そして同時に伝わってきたのは、予測不能なトラブルさえも笑い飛ばし、「この仕事、本当に面白い!」と心から楽しむ純粋な好奇心。最先端の未来を自分たちの手で切り拓いていく、ワクワクするような熱量です。

現在、国は「2040年までに1,000万台のAIロボット導入」を掲げています。 ロボットが当たり前になる未来は、もうすぐそこまで来ています。その時、社会の裏側で安定稼働を支えるインフラが必要不可欠です。

ロボットが安心して活躍できる社会の基盤を、自らの手で創り、守っていく。そんな大きな変化を一緒に楽しめる仲間を、バディネットは心からお待ちしています。

この記事の著者

Buddy Net 広報部

Buddy Net 広報部では、「通信建設業界とバディネットを、もっとオープンに。」をテーマに、バディネットのカルチャー、事業内容、従業員、イベントなどの情報や通信建設業界の最新情報やトレンドを発信しています。 記事コンテンツは、コーポレートブランディングの責任者監修のもと公開しております。

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