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2026.02.26

【見学レポート】ブラザー工業様に学ぶ、水素利活用の最前線!

レポート

【見学レポート】ブラザー工業様に学ぶ、水素利活用の最前線!

こんにちは!バディネット広報です。

先日、世界的な総合電機メーカーであるブラザー工業株式会社様の水素利活用の取り組みを象徴するブランド「PureEne(ピュアエネ)」に関わる様々な最先端技術を見学させていただきました。

本記事では、私たちが現地で体感した水素利活用の最前線をレポートいたします!📒

ブラザー工業株式会社様について

ブラザー工業株式会社ロゴ

ブラザー工業株式会社は、プリンター・複合機、ラベルライター、工作機械、工業用・家庭用ミシンなど幅広い分野で製品・サービスを提供する中で、近年はカーボンニュートラル社会の実現への寄与をはじめとするブラザーが定めるマテリアリティの解決に関わる事業テーマの創出も目指しています。水素利活用の取り組み全てを「PureEne」とブランディングし、CO₂を排出しない水素燃料電池の開発をはじめ、水素を安全かつ安価に運び、水素利用をより身近にする柱上パイプライン活用のプロジェクトの他、再生可能エネルギーで生成されたグリーン水素の供給など、さまざまな水素利活用に取り組んでいます。

【ブラザー工業様 会社概要】
会社名:ブラザー工業株式会社 (BROTHER INDUSTRIES, LTD.)
上場:東証プライム(6448)
所在地:愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号
代表者:池田 和史
設立:1934年1月15日
事業内容:プリンティング・アンド・ソリューションズ事業、インダストリアル・プリンティング事業、マシナリー事業、ニッセイ事業、パーソナル・アンド・ホーム事業、ネットワーク・アンド・コンテンツ事業
URL:https://global.brother/ja

「PureEne(ピュアエネ)」とは

ブラザー工業様は、2050年のカーボンニュートラル社会の実現へ貢献するために、様々な製品・サービスを通じた水素利活用のプロジェクトに取り組まれています。
今回は、この「PureEne」ブランドとして展開されている次世代燃料電池や、革新的な柱上パイプライン設備などを見学させていただきました。

1.純水素型燃料電池コジェネレーションシステム

はじめに、2020年から実証運用されている、純水素型燃料電池による電気と熱の供給が可能なコジェネレーションシステムを拝見しました。

純水素型燃料電池コジェネレーションシステムイメージ
注目ポイントは、発電時に発生する「熱」の有効活用で、実際に回収した熱を社員食堂の手洗い場の給湯の熱源として再利用しており、1日約1,000名が利用する食堂のエネルギーの一部を支えています。
また、災害などの有事の際には自立運転に切り替わり、最大3日間にわたって電力を防災対策室に供給できる仕組みも備わっています。環境負荷の低減と防災機能の両立という、水素利活用の理想的なモデルを目の当たりにしました。

2.安全に持ち運べる「水素吸蔵合金」

「水素は扱いが難しそう」というイメージを覆すのが、水素吸蔵合金技術です。高圧ガスボンベのように爆発の危険性がないため、オフィスや商業施設など、人々が行き交う場所への設置も安心です。

水素吸蔵合金イメージ

水素吸蔵合金をカセット方式に仕立てており、ケースの重さは1つ18kgで、人の手で運搬・交換ができる設計になっています。エネルギーを手軽に持ち運べるこの仕組みに、水素普及の未来を感じました!

水素吸蔵合金カセット方式イメージ

3.水素柱上パイプライン

今回の見学で最も驚かされたのが、工場の屋上や外壁に張り巡らされた「水素柱上パイプライン」です。
これは、水素を社会に広く普及させるための革新的な取り組みです。

水素柱上パイプラインイメージ

通常、配管は地中に埋設されることが多いですが、ブラザー工業様はあえて「高い位置」にパイプを通す手法をとられています。

これにより、既存設備への導入が容易になるだけでなく、敷設コストを埋設時の約8分の1〜15分の1にまで抑えられる可能性があるとのことです。万が一の漏洩時にも水素は上空に拡散するため、安全性が高いという利点もあります。「いかに社会に普及させるか」という視点に立った、ブラザー工業様ならではの設計に圧倒されました。

4.「7kW出力モデル」水素燃料電池

現在開発が進められている7kW出力モデルの水素燃料電池も拝見しました。この燃料電池は、ブラザー工業様が展開する純水素型燃料電池の次世代モデルで、携帯基地局や空港といった重要インフラのバックアップ電源、建設現場の独立電源など、幅広いシーンでの活用が期待されています。

「7kW出力モデル」水素燃料電池イメージ

特に印象的だったのは静音性で、内部の防音対策により、稼働中も驚くほど静かでした。開発中の従来より大型の水素吸蔵合金と組み合わせることで安全な貯蔵を実現しつつ、周辺環境を選ばない実用性の高さに、同社の確かな技術力を感じました。

ブラザーミュージアム

最後に、ブラザー工業様の歴史を辿る展示館「ブラザーミュージアム」を訪問しました。
館内には、初めて国産化を実現した庭用ミシンやプリンター、タイプライターなど、歴代の製品が展示されています。

ブラザーミュージアムイメージ

どのような時代も、お客様に寄り添う”At your side.”というコーポレートメッセージに基づき、技術を磨き続けて来られた歴史を知ることができました。今回拝見した水素利活用の技術も、こうした長年の「ものづくり」の積み重ねから生まれたものなのだと、改めて実感いたしました。

見学を終えて

集合写真

今回の訪問を通じて、ブラザー工業様の最先端技術に触れ、脱炭素社会の実現に向けた具体的な実装を拝見することができました。

私たちバディネットは、社会インフラの構築に携わる企業として、こうした先進的なシステムが社会の隅々まで普及していくよう、設置やメンテナンスの面で少しでもお役に立てればと考えております。ブラザー工業様の掲げる高い志を学び、私たちもより良い社会づくりに貢献できるよう努めてまいります。

ブラザー工業の皆様、この度は貴重な機会をいただきありがとうございました!

この記事の著者

Buddy Net 広報部

Buddy Net 広報部では、「通信建設業界とバディネットを、もっとオープンに。」をテーマに、バディネットのカルチャー、事業内容、従業員、イベントなどの情報や通信建設業界の最新情報やトレンドを発信しています。 記事コンテンツは、コーポレートブランディングの責任者監修のもと公開しております。

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