【前編:出張レポート】~バディネットロボットチームが行く!中国最先端ビジネス体感の旅~
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こんにちは!バディネット広報です。
1980年代に経済特区となってからわずか40年間で「中国のシリコンバレー」と呼ばれるまでに飛躍的な発展を遂げ、HUAWEI社、テンセント社、BYD社、DJI社など世界的に有名な企業を次々と輩出する世界でも有数のハードウェアのサプライチェーン基地「深セン」。
本記事は、そんな深センへの出張レポート【後編】として、【前編】ではお伝えしきれなかった内容をお届けしていきます!
▼前編はこちら
https://www.buddynet.jp/column/036/
訪問させていただいたのは、人工知能に特化したヒューマノイド(人型)ロボットの研究開発を行うLEJU ROBOT(中国語:楽聚機器人技術有限公司)様のオフィスです。

フルサイズのヒューマノイド(人型)ロボットの納入台数が中国で初めて100台を突破しているLEJU ROBOT様は、ロボットの全体構造設計から、部品の製造、そしてAIアルゴリズム開発まで、自社で一貫して行うことができる技術を保有されています。

LEJU ROBOT様が開発されたヒューマノイド(人型)ロボットを間近で拝見しましたが、想像以上にスリムなフォルムでビックリしました。この洗練されたデザインで、商業施設での道案内や製品説明、物品配送などの多岐にわたる業務をこなしていることを伺い、LEJU ROBOT様の技術力の高さとこだわりを感じました。

さらに、2025年4月に中国・北京市南部の経済技術開発区で開催された、人間のランナーとヒューマノイド(人型)ロボットが一緒に走る初のハーフマラソンで7位となった「KUAVO」がメンテナンスされている瞬間にも立ち会えました!

LEJU ROBOTの皆様と記念撮影
MarketsandMarkets(※)社のヒューマノイドロボット(人型ロボット)を分析・予測した市場調査によると、同市場は年平均成長率(CAGR)39.2%で成長し、2025年の29億2,000万米ドルから2030年には152億6,000万米ドルに拡大すると予測されており、ヒューマノイド(人型)ロボットが日常に溶け込む未来にますます期待が膨らみました!
LEJU ROBOT様、ありがとうございました!
※【出展】
ヒューマノイドロボット(人型ロボット)市場 – 2030年までの世界予測 – Humanoid Robot Market – Global Forecast To 2030
https://www.marketsandmarkets.com/Market-Reports/humanoid-robot-market-99567653.html
深セン出張最後の訪問先は、深セン市政府によって設立された世界トップクラスの人工知能・ロボット研究所「AIRS」です。

複数の世界トップクラスの研究機関と連携されているAIRS様は、世界中から優れた集めた科学者とともに、AIとロボット工学における多くの開発者が共通して活用できるソフトウェアやハードウェアの研究を推進しています。この研究から生まれる新技術の集約・実用化を促進し、中国産業の発展を牽引する原動力となることを目指しています。

AIRSの皆様と記念撮影
AIRS様が保有する実験室を視察させていただき、その後AIRS様と意見交換会を実施しました。最も印象的だったのは、AIRS様がすでに50年後の未来を見据えてAI・ロボットの研究を進められているという点です。日本の社会課題である人手不足についても深く理解されており、その解決に貢献できる技術開発に注力されていると伺いました。これから登場する革新的な技術にワクワクすると同時に、その技術を社会に浸透させていくことこそが当社の使命であると感じました。
ロボットチームのメンバーに、今回の出張の感想を聞いてみました。
立原さん(担当業務:ロボット・IoT関連プロジェクトの事業推進)
今回の出張は、当社のサービスロボット導入・保守事業の今後の方針を改めて考える非常に重要な機会となりました。中国企業様との交流を通じて、中国が行政主導でロボット技術を「国家的な産業」として育成し、日本を含む海外市場へさらにロボットを拡大させる明確な戦略を持っていることを深く理解しました。特に、少子高齢化が進行する日本市場は、今後ロボットの力が不可欠となるため、中国国内からも高い進出価値が見込まれています。
この流れを踏まえれば、日本国内におけるサービスロボットの導入数が急増し、それに伴って、ロボットの安定稼働を支える保守・メンテナンスに関するアフターサポートの需要が一層高まることは間違いありません。
当社としては、全国の施工・保守体制をさらに強化し、あらゆるメーカーのロボットのアフターサポートに対応できる供給力を構築することで、日本のロボット社会実装を加速させる一翼を担っていきたいと考えております。
劉さん(担当業務:営業企画、ロボット・IoT関連プロジェクトの進捗管理)
出身地である中国から日本に来た大学進学時は、「なぜ日本ではロボット・AI技術の普及が進まないのか」「もっとこうすべきではないか」という問題意識を強く持っていました。しかし、日本での生活が長くなるにつれて、その違いを「国の文化や特徴」として受け入れてしまい、問題提起の姿勢や熱量を失いつつあったことに気づかされました。
そして今回の出張で複数の企業を訪問させていただき、小中学生のアイディアが事業化されている事例を拝見し、同じ環境にいても「問題提起の視点」や「世の中を変えていこうという強い想い」の有無が将来の形を大きく変えるということを改めて実感しました。
今後は常に課題を見つけ出す意識と情熱を持ち続け、周囲を巻き込みながら業務に従事し、バディネットのロボット事業拡大に貢献できるような挑戦を続けていきたいです!
湯淺さん(担当業務:サービスロボット導入・保守プロジェクトの施工管理)
今回の出張で大きな学びの一つとなったのは、中国と日本のロボットに対する意識の違いです。日本では「ロボットは使うモノ」という認識が一般的だと考えていましたが、中国では「ロボットは育てるモノ」という考え方が根付いているように感じました。この意識の違いが、市場へのロボットの普及やそのスピードに影響を与え、ひいては両国におけるロボット技術の発展に大きな格差を生むのではないかと捉えております。
この学びから今後の業務で重要視したいのは、「ロボットが持つ真の価値や活用方法をこれまで以上にエンドユーザー様に伝えること」です。単にロボットを導入・保守するだけでなく、エンドユーザー様にロボットを「共に働くパートナー」として認識いただくことで、ロボットの可能性は大きく広がると信じています。日本市場におけるロボットのさらなる普及を通じて、日本の社会課題である人手不足に貢献できるようこれからも尽力してまいります!

出張中のロボットチームの様子
深セン出張レポート【前編】【後編】はいかがでしたか?!
本レポート記事から、「サービスロボットならびにAI・IoT関連デバイスの普及を加速させ、世の中をもっと便利にしたい!」という当社の強い想いを読者の皆さんにお伝えできれば幸いです。
後日、深センの街中で発見したテクノロジーやグルメなどを紹介する深セン出張レポート【番外編】も公開予定ですので、お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事の著者
Buddy Net 広報部
Buddy Net 広報部では、「通信建設業界とバディネットを、もっとオープンに。」をテーマに、バディネットのカルチャー、事業内容、従業員、イベントなどの情報や通信建設業界の最新情報やトレンドを発信しています。 記事コンテンツは、コーポレートブランディングの責任者監修のもと公開しております。