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事業・ビジネス

2025.10.20

【前編:出張レポート】~バディネットロボットチームが行く!中国最先端ビジネス体感の旅~

レポート

こんにちは!バディネット広報です。

先日、中国・深センの現地視察と現地企業様との交流・商談を目的とした当社のサービスロボット導入・保守事業部の深セン出張に、広報チームとして同行させていただき様々な取材をしてまいりました!

そこで、現地で体感した世界の最先端技術や、その社会実装の景色、そしてロボットチームメンバーの活躍の様子を広報視点でお届けできればと思います。

前編、後編にわけて公開いたしますので、ぜひ最後までご覧ください!

なぜ、「深セン」に?!

深センは、1980年に行われた鄧小平(とうしょうへい)氏の改革開放政策により経済特区に指定され、当時人口わずか3万人の小さな漁村がたった40年間で人口約1,500万人という500倍近い規模にまで急成長を遂げました。現在、深センは「中国のシリコンバレー」と呼ばれ、HUAWEI社やテンセント社、BYD社、DJI社といった世界的にも有名な企業を次々と輩出する世界でも有数のハードウェアのサプライチェーン基地となっています。そんな深センで、今、どんな最先端技術が生まれているのか。未来を切り開くテクノロジーと文化を肌で感じたく、実際に訪問をして調査をしてきました。

ロボットチームの出張の目的

ロボットを中心とした最先端技術に関わる中国企業様と直接交流し、当社のサービスロボット導入・保守事業をさらに拡大させるためのヒントを得るために出張を行いました。

具体的には、
「取引先企業との懇親を通じた事業連携の強化と新規パートナー開拓」
「ヒューマノイド(人型)ロボットをはじめとする深センの最新技術や製品を直接見学」
「ロボット・AI技術が深センの社会や産業にどのように社会実装されているか学ぶ」
という3つの重要な目的を達成することを目指しました。

それでは、出張内容をレポートしていきたいと思います!

アイウイズロボティクス様

最初の訪問先は、多種多様な商業用清掃ロボットを開発する株式会社アイウイズロボティクスの中国・深センに拠点を構えるR&Dセンター(研究開発センター)です。

こちらでは、アイウイズロボティクス様が提供する業務用清掃ロボットの最上位モデル「J35PRO」のデモンストレーションを実施していただきました。J35PROの高い吸引力と耐水性を目の当たりにし、改めて、ロボットの性能がどれだけ進化しているかを肌で感じることができました。

J35PROが清掃している様子はこちら!

アイウイズロボティクスの皆様と記念撮影

さらにアイウイズロボティクス様は、高所作業での事故を減らす高層ビルの窓ふきロボットや、シャチ型の船体洗浄ロボット、開発中のロボットまで、多様なロボットをご紹介くださいました。
これらの技術に触れ、ロボット技術の進化が単なる自動化に留まらず、多様な業界の効率化を実現するインフラになりつつあることを学びました。アイウイズロボティクス様、ありがとうございました!

深センイノベーション学院

次に訪れたのは、20年以上にわたって科学技術イノベーション教育を行い、160社以上のハードテクノロジー企業の育成の経験を持つ李教授が「起業家人材の育成」を目的として2021年に設立した深圳科技革新学院です。

この学院は、新しい工学教育モデルを探求し、新たなビジネスを立ち上げる起業家の育成やスタートアップ企業への支援などを行っています。

世界的なドローンメーカーのDJI社や、ロボット掃除機メーカーで知られるNarwal Robotics社、ポータブル電源や太陽光発電技術を開発・販売するEcoFlow社など、この学院の出身者から世界的な企業が多数誕生しています。

学院内でAIやロボットといった先端技術のビジネスへの活用を追求している起業家の方々と交流させていただき、皆さんの熱意に刺激を受けました。中でも心に残っているのは、ジェスチャーで操作可能なドローンを開発している起業家の方との交流です。その場でドローンを飛行させ、私たちの記念撮影までしてくださいました。

ドローンで撮影いただきました!

学院内で、たくさんの学生や若い起業家の方が様々なプロジェクトに取り組んでいる様子を拝見しました。深セン市は、このような取り組みを「設計から市場投入までの流れを極限まで短縮するスピード重視の強力なエコシステム」と「積極的な人材誘致」で支えており、市全体でイノベーションを担う才能を力強く育てていることが伺えました。

丰翼科技有限公司様

続いて訪れたのは、中国における宅配便業界の物流最大手企業である順豊エクスプレス(中国語:順豐速運有限公司、英語:SF Express)の子会社で、長年にわたりドローン事業を推進されている丰翼科技有限公司(英語:PHOENIX WINGS)様のショールーム・ドローン基地です。

丰翼科技有限公司様が提供されるドローンは、重さ0.5kgから50kg、輸送距離は10kmから110kmと、都市部から平野、高原まで、あらゆる環境に対応可能です。
その実績は、延べ100万回以上の飛行、420万点以上の貨物輸送、そして1日あたり2万件以上の運航件数という驚くべき数字に表れています。

見学させていただいたのは、同社が扱っているドローンのショールームやドローンの集中管理室、ドローン基地です。実際にドローンが基地から飛んでいく様子を見せていただきましたが、日本では決して見ることができない輸送ドローンが街中を飛び交う景色と、集中管理室のモニターで深セン周辺をリアルタイムで飛んでいるドローンの数は圧巻で、社会実装の形を目の当たりにしました。

ドローン着陸の様子はこちら!

丰翼科技有限公司の皆様と記念撮影

生活をより便利にするスマートシティの一部としてはもちろん、渋滞や道路状況に左右されず最短ルートで物資を届けられるドローンは、災害時の緊急物資輸送や、夜間の医薬品配送といった一刻を争う場面で特に威力を発揮するソリューションです。

クリアすべき様々な課題はありますが、日本での実装を期待したいと思います。

丰翼科技有限公司様、ありがとうございました。

あとがき

深セン出張レポート記事【前編】をお読みいただきありがとうございました!

後編では、ヒューマノイド(人型)ロボットや、AI・ロボット研究センター、さらに今回の出張を通じた当社のロボットチーム学びなどをレポートいたします!

ぜひ、こちらもチェックしてみてください!

▼後編はこちら
https://www.buddynet.jp/column/037/

この記事の著者

Buddy Net 広報部

Buddy Net 広報部では、「通信建設業界とバディネットを、もっとオープンに。」をテーマに、バディネットのカルチャー、事業内容、従業員、イベントなどの情報や通信建設業界の最新情報やトレンドを発信しています。 記事コンテンツは、コーポレートブランディングの責任者監修のもと公開しております。

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